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墓石選びで失敗しないための完全マニュアル|構造・装飾・デザイン・価格まで徹底解説

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墓石の設計や選定において、各部材の名称と役割、さらに装飾の意味を理解することは非常に重要です。日本の伝統的な墓石は、細部にわたって多くの部材で構成され、それぞれが独自の役割と意味を持っています。墓石をしっかりと設計・選定するためには、その構造や装飾の背景を理解することが不可欠です。

 

1. 墓石の基本構造

墓石の部材名称とその役割について理解することは、墓石選びにおいて最も基本的なステップです。以下では、墓石を構成する主要な部材について詳しく説明します。

1.1 棹石(さおいし)

棹石は墓石の中心的な要素で、墓石の最上部に位置する縦長の石材です。棹石は通常、故人の名前や家名、戒名、または宗教的なシンボルが彫刻される部分で、墓石全体の顔となる重要なパートです。宗教的な戒名や家紋、さらには「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」といった仏教的な文言が刻まれることもあります。棹石の大きさやデザインは、宗派や地域ごとの習慣によって異なり、墓石全体の印象を左右します。

1.2 台石(だいいし)

台石は棹石の下に位置し、棹石を支えるための重要な部材です。棹石の重さをしっかりと受け止め、安定させる役割を果たします。台石のデザインや高さも墓石全体のバランスを取るための要素として大切であり、地域や宗派によって異なるスタイルがあります。

1.3 中台石(ちゅうだいいし)

中台石は、台石と下台石の間に位置する部材です。中台石があることで、墓石の高さが強調され、より壮大な印象を与えることができます。ただし、全ての墓石に中台石が存在するわけではありません。デザインや予算に応じて、中台石を省略することもありますが、ある場合は墓石全体の豪華さを引き立てます。

1.4 下台石(しもだいいし)

下台石は墓石の最下部に位置し、台石や中台石を支える基礎の役割を果たします。この部材は、墓石全体の基盤として非常に重要で、設置の際には特に注意が必要です。下台石がしっかりと設置されていない場合、墓石全体が傾いたり不安定になる可能性があるため、特に地盤との接触部分には耐久性が求められます。

1.5 墓誌(ぼし)

墓誌は、墓石の横に置かれる板状の石材で、故人の名前、戒名、生年月日、没年月日などが刻まれる部分です。墓誌は一族や先祖代々の情報を記録するために使用され、家族が増えるごとに新たな情報を追加することが可能です。墓誌を設けることで、複数の故人を一つの墓石でまとめて弔うことができます。

1.6 香炉(こうろ)

香炉は、墓石の前に設置されることが一般的で、お線香を供えるために使用されます。故人や祖先を供養するために欠かせない部分であり、墓参りの際には必ずお線香を焚いて、霊を慰めることが行われます。香炉のデザインもさまざまで、シンプルなものから装飾が施された豪華なものまで幅広く存在します。

1.7 花立(はなたて)

花立は、生花を供えるための器で、通常は墓石の左右に対になって設置されます。左右対称に設置されることが一般的で、季節の花や故人が好きだった花を供えることが多いです。花立もまた、シンプルなデザインから装飾性の高いデザインまで、墓石のスタイルに合わせて選ぶことができます。

1.8 水鉢(みずばち)

水鉢は、墓石に水を供えるための鉢であり、香炉の隣に設置されることが一般的です。水は、故人の霊を清める象徴として供えられるものであり、墓参りの際には重要な供物の一つです。水鉢のデザインや材質も多岐にわたりますが、耐久性のある石材が選ばれることが多いです。

 

2. 墓石の装飾とその役割

墓石の装飾は、単なる美的要素ではなく、宗教的な意味や故人への敬意を表現するために重要です。以下に、墓石に施される主な装飾とその意味について詳しく解説します。

2.1 彫刻(ほりもの)

墓石に施される彫刻は、墓石の顔となる部分で、故人の名前や戒名が刻まれるだけでなく、宗教的なシンボルや家紋、さらには詩や名言が彫られることもあります。特に家紋は、日本の伝統的な墓石の装飾の一つであり、故人や一族のアイデンティティを表現する重要な要素です。また、仏教徒の場合、「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」などの経文が刻まれることもあります。

2.2 蓮華台(れんげだい)

蓮華台は、仏教的な意味合いを持つ装飾の一つで、台石や棹石の下に蓮の花を模した台座を設けることが一般的です。蓮は仏教において極楽浄土を象徴する花とされており、故人が極楽浄土に安らかに行けるようにという祈りが込められています。

2.3 花模様や唐草模様

墓石の側面や台石に施される装飾として、花模様や唐草模様が用いられることがあります。これらの模様には、生命力や繁栄を象徴する意味が込められており、故人の平安や子孫繁栄の願いが込められています。装飾として美しく仕上げるだけでなく、墓石全体のデザインバランスを取るためにも重要な要素です。

2.4 金属製や銅製の装飾

近年、墓石には金属や銅を用いた装飾も増えており、特に花立や水鉢の部分に使用されることが多くなっています。金属製の装飾は、耐久性が高く、長期間美しい状態を保つことができるため、人気があります。特に銅は、時間が経つと風合いが変化し、独特の趣を持つため、多くの家族が選ぶ材料です。

 

3. 墓石を飾る近代的なアプローチ

現代では、墓石の装飾やデザインも多様化しており、伝統的なスタイルに加えて、より個性的なアプローチが注目されています。以下に、近代的な墓石の装飾方法をいくつか紹介します。

3.1 ガラスやクリスタルの装飾

最近では、ガラスやクリスタルを用いた墓石の装飾が増えています。透明感のあるこれらの素材は、光を反射し、特に夜間にはライトアップされて幻想的な雰囲気を演出します。故人の個性を反映させた美しい墓石を求める方々に人気です。

3.2 モザイクタイルやカラフルな石材の使用

墓石の一部や全体にカラフルなタイルや石材を用いたデザインも現代的なアプローチとして注目されています。故人の趣味や家族の希望を反映した色合いやパターンを取り入れることで、従来の墓石とは一線を画す個性的なデザインが可能です。

3.3 デジタルメモリアル

近年では、QRコードを墓石に組み込む「デジタルメモリアル」も登場しています。この技術を利用することで、故人の写真や動画、思い出を共有することができ、遠方の家族や知人もオンラインで故人を偲ぶことが可能です。

 

4. 墓石の選定における実践的なポイント

墓石を選定する際には、デザインや装飾だけでなく、耐久性、予算、さらには墓所の環境に適した材質選びも非常に重要です。ここでは、墓石選びの際に押さえておくべきポイントをいくつかご紹介します。

4.1 墓石の材質選び

墓石に使用される石材は、墓石の耐久性や美しさに大きく影響します。一般的に、日本で使用される石材には次のような種類があります。

  • 御影石(みかげいし)
    墓石として最も一般的に使用される石材で、耐久性が高く、硬い性質を持つため風化しにくいのが特徴です。特に国産の御影石は、高級感があり、長期間美しい状態を保つことができます。
  • 大理石(だいりせき)
    大理石は美しい光沢が魅力的ですが、御影石に比べて柔らかいため、風化や摩耗が進みやすいです。そのため、メンテナンスが重要となりますが、デザイン性を重視する場合に選ばれることも多いです。
  • 玄武岩(げんぶがん)
    黒っぽい色が特徴で、御影石と同じく耐久性が高い石材です。墓石の重厚感を高めたい場合に選ばれることが多く、風雨にも強いため、長期間の使用に適しています。

4.2 墓石のデザイン

墓石のデザインは、伝統的なものから現代的なものまで幅広く存在します。家族や故人の宗教的背景や希望を反映させることで、個性的な墓石を作ることができます。

  • 和型(わがた)
    日本伝統の縦長で厳格なデザインが特徴。棹石が高く伸びていることが多く、故人の名前や戒名が正面に大きく刻まれます。
  • 洋型(ようがた)
    横長のシンプルなデザインが特徴で、欧米スタイルに近いものです。近年、和型に比べて取り入れられることが増えてきています。
  • デザイン墓石
    最近では、より自由な発想でデザインされた墓石が増えています。故人の趣味やライフスタイルを反映した形状や彫刻が施されることもあり、個性的なデザインが選ばれるケースが多くなっています。

4.3 耐久性とメンテナンス

墓石は長期にわたって設置されるため、耐久性は最も重要な要素の一つです。特に石材の選定は墓石の寿命に直接関わります。墓地が風雨にさらされやすい場所にある場合、風化しにくい石材を選ぶことで、長く美しい状態を保つことができます。

また、定期的なメンテナンスも重要です。石材に苔やカビが生えないよう、定期的に掃除を行うことが推奨されます。特に水鉢や花立は水分が溜まりやすいため、こまめな清掃が必要です。さらに、銅製や金属製の装飾が施されている場合、酸化による変色を防ぐために適切な手入れが必要です。

 

5. 墓石選びの予算と費用について

墓石選びにおいて、費用も大きな要素となります。ここでは、墓石の選定にかかる費用や、コストを抑えるための方法について解説します。

5.1 墓石の価格帯

墓石の価格は、選ぶ石材、デザイン、設置場所などによって大きく異なります。一般的には、以下のような価格帯が目安となります。

  • 石材の種類による違い
    御影石を使用した場合、一般的な和型の墓石では、100万円から300万円程度が相場となります。特に国産の高級御影石を使用した場合、さらに高額になることがあります。
  • デザインによる違い
    伝統的な和型に比べ、洋型やデザイン墓石は工数が少なくなるため、コストを抑えることができる場合があります。特にシンプルなデザインの墓石は、価格を抑えるための選択肢となります。
  • その他の費用
    墓石の購入費用以外にも、設置費用や彫刻費用、さらには墓所の管理費などが別途発生します。これらの費用も総合的に計算して予算を組むことが大切です。

5.2 費用を抑えるための工夫

墓石選びで費用を抑えるためには、いくつかの工夫があります。たとえば、輸入石材を使用することでコストダウンを図ることができます。また、墓石のサイズやデザインをシンプルにすることで、設置費用を削減することも可能です。

さらに、近年では「樹木葬」や「永代供養墓」といった新しい供養方法も注目されています。これらの供養方法は、墓石を必要としない場合が多く、従来の墓石選びに比べて費用を大幅に削減できるメリットがあります。

 

まとめ

墓石の部材名称や装飾、さらにはデザインや材質選びに関する基礎知識を深めることで、最適な墓石を選定することが可能となります。また、現代においては伝統的な墓石だけでなく、個性を反映した自由なデザインの墓石も増え、家族の希望や故人の個性を取り入れた墓石作りが求められています。費用や耐久性、メンテナンスの視点を踏まえて、長期にわたり美しく保てる墓石を選ぶことが重要です。

 

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