永代供養の基礎知識/費用やメリットを解説
永代供養とは・・・?永代供養の基礎知識
永代供養とは、永代供養の考え方は2000年頃から徐々に広がってきた、
現代のライフスタイルに適した新しいお墓の形です。
お墓参りができる人がいない、またはお墓参りに行けない人に代わって、
寺院や霊園が責任をもって永代にわたって遺骨を管理しながら故人の供養を続けることです。
永代供養が注目される理由
本来なら家庭で建てたお墓は、親から子供、そのまた子供へと受け継がれるものですが、
将来子供に心配や負担を掛けたくない方、また近年では核家族化や少子高齢化が進み、途中で受け継ぐ人がいなくなってしまうということも少なくありません。
無縁墓にならない安心できるお墓や霊園をお求めの方など、様々な事情に対応する。
そこで注目が高まっているのが永代供養なのです。
永代供養はこんな方におすすめ
お墓を継承する人がいない方
家族へのお墓の継承を前提としていないため、子供に負担をかけたくないと思っている方や、そもそも跡継ぎとなってくれる身寄りがいない方に選ばれています。
埋葬費用が気になる方
故人を埋葬するとき費用の問題は避けて通れないため、永代供養のリーズナブル感が好評です。永代供養は個人の墓石を購入する必要がなく、墓石代はかかりません。埋葬場所は複数の家族が共同利用するため、墓地の使用料金も一般的なお墓に比べると安い傾向にあります。
なかなかお墓参りができない方
近年、親族によるお墓の維持・管理が難しくなり、墓じまいをするケースも増えています。遺骨の管理を寺院や霊園が責任をもって遺骨を永代供養してくれるため、先祖代々のお墓を十分に世話できなくなった人たちにとって大切な受け皿になっています。
永代供養墓の種類
屋内施設型
ロッカー型:ロッカーのように前面に扉が設けられた棚に、同じ大きさのお壇がずらりと並んだ、骨壺を納めるタイプの納骨堂。
位牌型:祭壇に位牌を立てて並べ、骨壺を別のスペースに安置するお墓の種類。小さなスペースで済むため、費用を安く抑えることができます。
仏壇型(霊廟型):仏壇が横並びになっている形式で、上段が仏壇になっていて位牌を安置でき、遺影やお花を飾ることができるなど、個々の空間が比較的広く自由に使えます。
自動搬送型:専用のカードを使い、機械式で遺骨を呼び出せるシステムの納骨堂。地価の高い都市部において、ビル型で土地面積を広く使わないタイプが増えています。
屋外施設型
納骨壇型:屋外型の永代供養の中でも最も一般的で、大型の石材でできた納骨壇があり、個別に骨壺を安置できます。
納骨塔型:観音像や釈迦像などの仏像をはじめ、石材でつくられた塔やモニュメントの下に骨壺を納めます。
墳陵型:日本古来の古墳をイメージさせる、前方後円型の規模の大きな合葬墓。
永代供養の注意点
①「永代=永久」ではありません。
お寺や霊園ごとに期間を設けており、その期限を過ぎると個別にあった遺骨は合祀という他の方の遺骨と一緒の場所に移され供養される為 未来永劫の個別供養は望めません。
②家族や親族のトラブルケース
永代供養墓は比較的近代の考え方による、ご遺骨の供養方法です。
そのため「先祖代々墓を継承し、残していくべき」とする家族や親族がいる場合、説得が難しいこともありトラブルに発展するケースもあります。
お墓の管理や継承が難しい現状など、永代供養墓を選んだ経緯を伝え、合意を得てから契約を進めましょう。
③後々、お墓を建てることを考えている。
永代供養墓は合祀されると、個別に取り出すことができません。
永代使用との違い
永代供養は、お墓を管理する寺院や霊園にお墓の管理を行ってもらうことです。一方、永代使用は墓地の土地を永代に渡って使用することであるため、一般的にはお墓を買うことを指しています。
永代使用料を支払うことで、お墓の一区画を使用する権利を得ることになります。
永代使用は永代供養とは言葉は似ていますが、全く意味が異なる言葉です。
意味を混同しないようにしましょう。
永代供養にかかる料金
永代供養の相場は、10万円~150万円程と大きく幅があります。永代供養は永代供養墓の種類、
その供養の内容や、寺院または付帯施設の充実度などによって金額が変わってくるからです。
費用は埋葬する遺骨の数に比例する料金体系であることが一般的です。
夫婦や親子で利用できる永代供養墓もありますので、永代供養したい人数の検討をつけた上で費用を見積もっていくのがよいでしょう。
様々な費用を含めた価格になっていることが一般的です。
費用の内訳としましては、下記になります。
「納骨料、埋葬料」・・・遺骨を永代供養墓に納める時にかかる手数料です。
「永代供養料」・・・費用の大半はこの永代供養料です。
お寺によっては「冥加金」と呼ぶ場合もあります。
お墓とは、ご遺族の悲しみを癒し、亡くなった後も故人との絆を確認できる大切な場所です。
お墓は、お墓に入る人だけのものではなく、遺される家族のためのものでもあるのです。
周りのご家族の気持ちも汲みながら、後悔の残らないお墓選びをしましょう。
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