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家族葬と密葬の違いとは?費用・流れ・選び方を詳しく解説

1. はじめに|家族葬と密葬の違いが注目される理由

近年、葬儀のスタイルが多様化する中で、「家族葬」や「密葬」という言葉をよく耳にするようになりました。特に新型コロナウイルスの流行以降、人との接触を避ける目的もあり、少人数で静かに行う葬儀への関心が高まっています。

しかし、「家族葬」と「密葬」はしばしば混同されがちです。どちらも少人数で行われる葬儀であることには違いありませんが、その意味や位置づけ、実施の背景には明確な違いがあります。

本記事では、家族葬と密葬の定義や流れ、費用の相場、適した選び方までをわかりやすく解説します。

 

2. 家族葬とは?定義と特徴をわかりやすく解説

家族葬とは、主に故人の家族やごく親しい親族・友人だけで行う小規模な葬儀のことです。一般的な葬儀と同様に、通夜や告別式を行い、故人とのお別れの時間を持ちますが、招く人を限定している点が特徴です。

【家族葬の主な特徴】

  • 通夜・告別式は通常通り実施

  • 会葬者を家族・近親者・親しい知人などに限定

  • 香典の辞退や香典返しの簡略化が可能

  • 式場は自宅・斎場など柔軟に対応可能

精神的・金銭的な負担を減らしたいという遺族のニーズや、故人の「静かに見送ってほしい」という希望から選ばれるケースが多く見られます。

 

3. 密葬とは?意味と行われる背景とは

密葬とは、本葬やお別れ会を後日実施することを前提に、先に非公開で葬儀と火葬を済ませる葬儀のことです。遺族やごく近しい人のみで静かに執り行い、葬儀の存在そのものを一般には告知しません。

この形式は、故人の社会的立場や遺族の事情により、意図的に周囲に知られないよう慎重に行われることが多く、葬儀当日の混乱や報道、外部からの干渉を避ける目的もあります。

【密葬が選ばれる主な背景】

  • 芸能人や著名人など、葬儀に多くの人が集まる可能性がある

  • 故人が企業の経営者などで、会社主催の本葬を予定している

  • 遺族の精神的・時間的余裕を考慮して段階的な葬送を希望

  • 社会的事情や本人の遺志により、あえて目立たない形を選びたい

  • 事故や事件などの事情により、正式な告知が困難な場合

また、密葬後にあらためて行われる「本葬」や「社葬」「お別れの会」では、多くの参列者を招く場となり、会社・団体・自治体などが主催者となることも少なくありません。そのため密葬は、「最初の非公開の儀式」と「後日の公開的儀礼」を分ける二段階葬儀と理解するのが正確です。

密葬は、家族だけで静かに送るという意味では家族葬と似ていますが、後日「本葬」や公的な弔いの場を控えている点が最大の違いです。この違いを理解しないと、家族葬と混同して誤った準備をしてしまうことがあるため、事前に葬儀社としっかり打ち合わせておくことが大切です。

 

4. 家族葬と密葬の違いを表で比較【形式・目的・参列者など】

両者の違いを整理すると、以下のようになります。

比較項目

家族葬

密葬

参列者

家族・親族・親しい友人

ごく近しい家族のみ

公開性

非公開または準公開

完全非公開

通夜・告別式

実施されることが多い

行わない場合もある

本葬の有無

原則なし

後日実施される場合あり

香典・弔電

受け取ることもある

一切受け取らないことが多い

実施目的

家族中心で故人を見送る

本葬までの暫定的葬儀

このように、目的・位置づけ・後日の対応を含めて見ると、実は性質の異なる葬儀形式だということがわかります。

 

5. 家族葬の流れ|一般的なスケジュールと注意点

家族葬も基本的には一般葬と同様の流れを踏みます。ただし、会葬者の数が少ないため準備や対応の負担が軽く、柔軟なスケジュール設定が可能です。

【家族葬の一般的な流れ】

  1. 逝去・連絡・搬送

  2. 葬儀社との打ち合わせ(プラン決定)

  3. 納棺・通夜

  4. 告別式・火葬

  5. 精進落とし

  6. 四十九日・納骨

【注意点】

  • 式後に訃報を知った人からのお悔やみに対応する必要がある

  • 「知らせなかったこと」に対するトラブルの可能性もあるため、事前に周知方針を決めておくと安心です

6. 密葬の流れ|準備から火葬までの手順

密葬では告知を避けて非公開で行うため、迅速かつ静かに手配されるのが一般的です。

【密葬の流れ】

  1. 逝去・死亡確認

  2. 遺体搬送と葬儀社への連絡

  3. 密葬の日時・形式を決定(原則通夜・告別式は行わない)

  4. 親族のみで火葬

  5. 骨上げ・遺骨の安置

  6. 後日、本葬・お別れの会(必要な場合)

密葬はあくまで「第一段階の儀式」として行われることが多く、後日大勢の参列者を招く場が設けられる点に注意が必要です。

 

7. 家族葬・密葬の費用相場を比較【全国平均】

家族葬や密葬は少人数であるため、費用も一般葬に比べて抑えられる傾向があります。

葬儀形式

平均費用

主な内訳

家族葬

約80〜150万円

式場使用料・火葬料・祭壇・遺影・返礼品など

密葬(火葬式)

約20〜80万円

火葬・霊柩車・簡易祭壇・骨壺・ドライアイスなど

密葬+本葬

合計で約150〜300万円

密葬費+本葬費(会場・会葬者対応など)

密葬は一見安く見えますが、本葬が予定されている場合は結果的に費用が高くなる可能性もあるため注意が必要です。

 

8. 家族葬と密葬、どちらを選ぶべき?判断ポイント

選択に迷ったときは、以下の基準を参考にするとよいでしょう。葬儀の形式によって、その後の対応や関係者との関係性にも影響を及ぼすため、事前の検討が重要です。

【家族葬が向いている場合】

  • 故人が高齢で参列者も少ない

  • 家族や親族だけで静かに送りたい

  • 一般弔問を想定していない

  • 葬儀後の香典返しや挨拶などを簡略にしたい

  • 生前から家族葬を希望していた

【密葬が向いている場合】

  • 故人が著名人で後日大規模な本葬を予定

  • 事情により葬儀を急ぎ非公開で行いたい

  • 家族の精神的・時間的負担を軽減したい

  • 会社関係者や公の場での対応が必要なケース

  • 周囲への配慮から弔問を制限したい

また、選択の際は「弔問客にどう伝えるか」「誰にどのタイミングで知らせるか」や「後日の対応方法(本葬・お別れ会など)」まで含めて事前に家族で話し合っておくことが非常に大切です。

例えば、密葬を選んだ場合には「なぜその形式にしたのか」を理解してもらう必要があるため、後日改めて感謝の気持ちを伝える手紙や挨拶状を準備すると、関係性を損なわずに済みます。

さらに、遠方に親族がいる場合や高齢者の参列が難しいケースでは、オンラインでの配信や録画による対応を検討するなど、時代に合った工夫も選択肢のひとつとなります。

 

9. 家族葬・密葬を選ぶ際の注意点とマナー

小規模な葬儀であっても、基本的なマナーや周囲への配慮は欠かせません。形式を簡略化しても、参列を希望していた方や、後で訃報を知った方への対応をおろそかにすると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。

とくに以下の点には注意しましょう。

  • 訃報の伝達方針を明確に(誰に・いつ知らせるかを家族内で統一)

  • 香典辞退・返礼品の有無は事前周知(案内状や口頭でもはっきり伝える)

  • 弔問を断る場合は丁寧な断り文面を用意(失礼と取られないよう配慮を)

  • 後日、供養やお別れの場を設ける場合はしっかり案内(案内状や会報を活用)

  • 近隣住民・自治会などへの簡単な報告も忘れずに(騒音や駐車トラブルの予防になる)

  • 弔電や供花を辞退する場合は文面で明記する(「お気遣いはご無用に」など柔らかく伝える)

また、喪主や遺族が直接説明できない場面では、葬儀社が用意する例文やテンプレートを活用するのも有効です。すべてを自力で抱え込まず、専門家の力を借りることで、円滑で丁寧な対応が可能になります。

葬儀後に「知らせてもらえなかった」「どう弔えばいいのかわからなかった」と不満を抱かせないためにも、事前の段取りと誠実な情報共有が何より重要です。

 

10. まとめ|自分たちに合った葬儀の形式を見極めよう

家族葬と密葬は似て非なるものです。それぞれに向き・不向きがあり、費用や参列者対応、今後の供養の形にも影響します。

  • 家族葬は家族で穏やかに故人を見送るスタイル

  • 密葬は後日の本葬を前提にした、非公開の火葬中心の葬儀

大切なのは、「誰のための葬儀か」を明確にし、遺族の気持ちと故人の意志を尊重することです。生前に希望を聞いておく、終活の一環として話し合っておくことも、後悔のない葬儀の選択につながるでしょう。

 

 

 

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