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家族葬の香典返しはどうする?必要な場合・相場・マナーを解説

1. はじめに|家族葬での香典返しに悩む方へ

近年、身内だけで静かに故人を見送る「家族葬」が広く普及しています。葬儀の規模が小さくなったことで、「香典を辞退する」「香典返しはしない」など従来とは異なる対応も見られるようになりました。しかし、「香典を受け取ったら返すべき?」「相場は?」「どんな品物を選べばいいのか?」など、慣れていないと迷う点が多いのも事実です。

この記事では、家族葬における香典返しの必要性やマナー、金額の相場、注意すべきポイントまで詳しく解説します。家族葬を検討中の方、または近く予定がある方は、ぜひ参考にしてください。

 

2. 家族葬とは?一般葬との違いを確認

家族葬とは、親族やごく親しい人のみで行う小規模な葬儀です。通夜や告別式の形式は一般葬と変わりませんが、以下のような特徴があります。

  • 参列者は10~30人程度と少人数

  • 会葬礼状や返礼品の数が少ない

  • 香典や弔問を辞退するケースもある

  • 故人の意向や家族の希望を反映しやすい

一般葬では、会社関係や近隣住民など幅広い参列者が香典を持参するため、返礼品や香典返しがほぼ必須です。一方で家族葬の場合は、「香典を受け取らない」という選択肢も自然になっています。

そのため、香典返しの対応は「誰を呼ぶか」「香典を受け取るか」によって変わってきます。

 

3. 家族葬でも香典返しは必要?判断ポイントを解説

結論からいえば、香典を受け取った場合は基本的に香典返しを行うのがマナーです。ただし、家族葬では以下のようなパターンがあります。

香典を受け取らない(辞退する)場合

  • 訃報や案内状に「ご香典の儀はご辞退申し上げます」と記載

  • 香典返しは不要

香典を受け取る場合

  • 小規模でも香典を受け取れば「半返し」が基本

  • 香典返しを省略すると失礼と受け取られる可能性がある

家族や一部の親戚のみ受け取る場合

  • 事前に「香典はご遠慮なくお納めください」などと伝えておく

  • 数が少ない場合でも礼を尽くして返すのが安心

つまり、香典返しの必要性は「香典を辞退するかどうか」「受け取った香典の有無」に応じて判断すべきということになります。

 

4. 香典返しの相場|家族葬でも「半返し」が基本?

香典返しの金額相場は、家族葬でも一般葬と同様に「半返し(香典の半額相当)」が目安です。

香典額

香典返しの目安

3,000円

1,500円程度の品

5,000円

2,500円程度の品

10,000円

3,000〜5,000円程度の品

30,000円以上

5,000〜10,000円の品(関係性によって変動)

なお、家族葬では香典を辞退したり、ごく少人数からしか受け取らないケースが多いため、香典返しの数も少なめになる傾向があります。少人数分であれば、品質の良いギフトを選ぶことで丁寧な印象を与えられます。

 

5. 家族葬での香典返しのタイミングはいつ?

香典返しを渡すタイミングは、以下の2つに分かれます。

① 即日返し(当日返し)

  • 葬儀当日に返礼品を手渡しする

  • 香典の金額にかかわらず一律の品を贈る

  • 香典額が高額な場合、後日「別途返し」を追加

② 後返し(四十九日後)

  • 香典の額に応じて返礼品を選べる

  • 四十九日を終えて落ち着いてから郵送できる

  • お礼状を添えることで丁寧な印象に

家族葬では当日の返礼品を省略し、後日改めて香典返しを行うケースが多いです。葬儀後の事務処理が一段落してから準備する方が多いため、四十九日前後が適したタイミングといえるでしょう。

 

6. 香典返しの品物選び|家族葬にふさわしい贈り物とは

家族葬の香典返しには、「消え物(食品や日用品)」が定番です。選ぶポイントは以下の通りです。

  • 日持ちする食品(お茶・クッキー・乾物など)

  • 洗剤・タオルなどの日用品

  • カタログギフト(相手に選んでもらえる)

  • 金額に合わせた高品質なもの

家族葬では、「高すぎず、簡素になりすぎない」品を選ぶのが理想的です。少人数であっても、贈る品には心を込めましょう。

特に、包装・のし・挨拶状も香典返しの一部と考えられます。専門のギフト業者に依頼することで、マナー面の安心感も得られます。

 

7. 香典返しののしの書き方とマナー

香典返しの「のし(熨斗)」には、宗教や地域に応じたマナーがあります。正しく書くことで、故人への敬意と感謝の気持ちを丁寧に伝えることができます。

表書きの例

  • 仏式:志、満中陰志(関西)、偲び草 など

  • 神式:偲び草、志

  • キリスト教式:感謝、忌明志 など

表書きは宗教によって異なるため、迷った場合は「志」としておくのが無難です。全国的に最も広く使われており、宗派問わず使える表現です。関西地方では「満中陰志」が使われる傾向が強いため、地域の慣習も踏まえましょう。

水引の種類と色

  • 黒白または双銀の結び切り

  • 一度きりの意味を持つ「結び切り」が基本

水引は「二度と繰り返したくない」という意味から、固く結ばれ解けない「結び切り」が使われます。地域によっては黄白の水引が用いられる場合もあるため、事前に確認すると安心です。

名前の書き方と記名の注意点

  • 喪主の姓またはフルネーム

  • 故人の名前ではなく、香典返しを贈る側(喪主・遺族)名義で記載

  • 連名で香典をいただいた場合も、基本的に1世帯に1つの返礼品を送る

表書きの下に記載する名前は、香典返しを贈る側、つまり喪主もしくは施主の名前が基本です。親族複数での連名にすることは少なく、フルネームまたは姓のみの表記で問題ありません。

内のしと外のしの使い分け

のしには「内のし」と「外のし」の2種類があります。香典返しでは、一般的に「内のし(包装紙の内側にのしを掛ける)」が用いられます。

  • 内のし:控えめな印象。香典返しや弔事ではこちらが主流

  • 外のし:贈答の意図を強く伝えたいときに使用(慶事向け)

香典返しでは、あまり仰々しくならないよう配慮が必要です。特に家族葬では簡素な形式を重んじることが多いため、「内のし+簡潔な表書き」が好まれます。

 

8. 香典返しを辞退したい場合の伝え方と注意点

香典返しを省略したい場合は、最初から香典自体を辞退することが望ましいです。

伝え方の文例(訃報・案内状で使える)

「故人の遺志により、香典・供花等は固くご辞退申し上げます。」

また、辞退を申し出たにもかかわらず香典をいただいた場合は、後日、心を込めたお礼状とともに返礼品を送るのが礼儀です。相手が遠慮を込めて渡している場合もあるため、強く突き返すのではなく、丁寧に対応することがトラブル防止にもつながります。

 

9. 香典返しでトラブルを防ぐポイント

家族葬は形式が自由な分、香典返しに関する認識のズレからトラブルが起こることもあります。

よくあるトラブル例

  • 香典を辞退したのに香典が届いた

  • 香典をもらったが返礼が遅れた

  • 金額に見合わない返礼品を贈ってしまった

防ぐための対策

  • 事前に「香典は辞退」の旨を明記する

  • 少額でも受け取ったら、簡単でもお礼を伝える

  • 配偶者や親戚と「対応方針」を統一しておく

「家族葬だから返さなくてよい」という考えは、受け取る側にとって失礼にあたることもあります。不安があれば早めに葬儀社や親族と相談しましょう。

 

10. まとめ|家族葬でも香典返しの基本を押さえて丁寧な対応を

家族葬は形式にとらわれず、遺族の気持ちを優先できる葬儀スタイルです。しかし、香典を受け取った場合には、「感謝の気持ちを形にする」香典返しを忘れずに行うことが大切です。

ポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 香典返しの必要性は「香典を受け取るか」によって変わる

  • 相場は香典の半額程度、タイミングは四十九日以降が一般的

  • 品物・のし・お礼状まで含めて心を込めて対応する

  • トラブル防止のためにも事前の意思表示や周囲との共有を忘れずに

家族葬でも、相手に失礼のないよう丁寧な配慮をすることが、故人への最大の供養となります。迷った場合は、専門業者に相談するのもひとつの手です。

 

 

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